東日本大震災中小企業復興支援シンポジウムに参加しました

7月7日(木)墨田区にて復興支援シンポジウムがあり参加しました。
被災状況、復興活動の様子。そして、被災地(日立、宮古、浪江)からパネリストを招いてのディスカッションもありました。

シンポジウムの主催をしていたフロンティアネットワークすみだには、私の知り合いも多数おりました。
私の卒業した、はちおうじ未来塾という後継者育成塾の先輩にあたる塾の方々だからです。
また、日立の方も同様です。浪江の方は、八王子でも先日浪江焼きそばを作ってくださった仲間でした。

シンポジウムに参加して、いかに震災が大変なものであったのかをあらためて再び感じました。
家を失ってしまった人、家はあるけど帰ることができない人。様々な状況下におかれながらも、みな想定外の現実を受け入れようとしているそうです。
畏怖と恐怖を感じながら、想定外の現実は理解できない現実でもあり、その理解できないことを理解しようとしている。
津波の記憶の風化、とも言われるけれども、それは風化ではなく記憶から消すことで前に進もうとしているのだと聞きました。
現実的な問題も大きく、仮設住宅に入れても生活費のすべてをどのように工面すればよいのか。どのように自身の職を街を復興していけばよいのだろうか。

たくさんの不安や問題がある、そのモガキの中で、新しい一歩を踏み出そうとしている姿は、自分の甘さを知り創るべき未来についてあらためて考えた1日でした。

震災という想定外の現実を前に、なおも想定内のシステムで対応しようとしていることも否めません。
では、どうしたらその状況を打破し進化することができるのかと考え実行している人が多くおられることを知りました。
命に目を向け、亡くなった人たちのためにも。
新しい日本のために今私たち1人1人ができることをすることが大事であると知りました。

懇親会では、パネリストの故郷からの名産品が。日立からは「しらす・小女子・干し芋」。東北からは「おいしい日本酒」。
みんなで食べて元気をいただきました。
こうした出逢いや縁を大事にして、生きていきたいです。

一歩ずつ前へ。
祈るような七夕でした。