働くことは生きること

こんにちは。新しい年が始まり、あっという間に1ヶ月が終ろうとしております。

最近、取材を受けることがなんとなく重なったり、学生さんから質問されることなども多く、あらためて働くことについて考える時間がありました。

働くってひとことで言って何ですか?

私は「働くことは生きること」だと考えていますし、そのように答えます。
もちろん私も若い時は、そのように思ったことはあまりありませんでした。

好きなことを仕事にして働いている人
好きではないことを仕事にして働いている人

自分のために働いている人
自分以外の人のために働いている人

みな、働くことの動機づけなどは違うでしょう。しかし、働かない限り生きてはいけないので働いています。

それは正社員さんでもパートさんでもアルバイトさんでも、みんな同じです。

また、働くことを通じて「自分自身を表現したり自己実現できる(できたらいいな)」と考えています。
自分自身で考えて取り組んだ仕事が、誰かに認めてもらえたりしたら、やりがいを感じると思います。
働くことを通じて、自分らしさを認めてもらえる=生きる に繋がっていけばと考えています。

では、どうしたらそうなるのですか? 学生さんなどから意見を求められると言うのですが、
自分自身が思い描く超理想的な環境はないと思っています(ないわけではないけど、すぐには手に入らないと思っています)。
だからこそ、与えられた環境の中で最善を尽くすことからしか、道が拓けません。
今自分の置かれた環境に感謝して、まずはやれることを最大限やってみてほしいと話します。

自分自身が思い描くような環境で働きたいなら、自分で会社を創って働いてもいいと思います。
フリーランスも1つの働き方だと思います。
しかし思い描くような環境になるかどうかは、やはりその中で最善を尽くすかどうかにあり、最善を尽くしても簡単に理想に近づける環境や理想の何かを手に入れることはできないと考えています。

何が言いたいかというと、
自身が思い描く理想に近い環境ややりたい仕事、なりたい自分というのは、実は自分が作るものであり、誰かが用意してくれるものではないということです。

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もう1つよく聞かれることに、社長の仕事で一番大切なことはなんですか?

これはすごく難しい質問ですよね。コレ!と1つの言葉では言えないですね。

大切なこと、たくさんあると思うのですが、以前は「モチベーションを常に高く維持すること」と感じていました。
経営者は会社をよくすることがあたりまえであり、経済環境やさまざまな要因の中で、常によくなることを信じ、前に進まなければなりません。
自身を鼓舞する高いモチベーションが必要だと思っています。

しかし、こうして20年近く経営者をやってみると、それより大切なことは「忍耐」かもしれないと最近は感じます。

どんなに頑張ってもうまくいかないこと。結果がでないこと。
マイナスな状況になった時に、それでも耐えなければなりません。

でも忍耐は経営者と限らず、働くみんなもきっと同じですよね。
理不尽なことだってたくさんあるし、みんな我慢しながら頑張っていると思います。

働くことは生きること
だからこそ、泥臭いです

でもその泥臭さからこそ、その人らしさやその人だからお願いしたい何かなどが滲んで生まれ、その人の人間力や魅力になっていくのかなと考えています。

そしてその泥臭い取り組みは、同じやるならできるだけ楽しくやりたいと考えています。
人間的に魅力的な人、輝いている人、この人とまた会って話したいと思えるような人たちは、みんなその泥臭さをあたかもそうでないように努力をしているだろうと考えています。

そんなことを取材などを通じて、私もあらためて思い直した次第でした。
私もそんな人になれるように、これからもベストを尽くしていきたいと思います。

重い内容になってしまったのですが…
今日は1月最終日。今月もありがとうございました!
2月も引き続き、よろしくお願い致します。

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