いちょうに賑わった週末の八王子!

この週末八王子ではいちょう祭りというお祭りが開催されておりました。
初日の土曜日はあいにくの雨でいまひとつでしたが、日曜日は11月とは思えない暖かさで多くの人が甲州街道に集まりました。
震災のこともあり、たくさんのブースで被災地を応援するような物産が販売されておりました。

わたしは…同じいちょうでも「いちょう杯」というミニバスケットボールの大会のため、富士森体育館で過ごしておりました。
娘がミニバスをやっているのですが、私たちのチームは昨年までは優勝するくらい強いチームでした。
しかし、先輩が卒業して一転…今年からは、ごくごく普通のチームです。

コーチはだからといってレベルを下げたりすることはなく、昨年同様、出場できる大会にはエントリーし、みんな厳しい練習をずっとやってまいりました。

そんな中でのいちょう杯でした。
2勝できたら決勝に進める大事な予選です。

1戦目、今まで一生懸命練習してきた成果を存分に出すことができ快勝しました。
2戦目、相手チームは強いチームなので、勝つことは無理だろうというような相手でした。

試合が始まり、最初は負けていましたが中盤から追いついてきて、16対16、18対16、18対18、と接戦を繰り広げました。
延長戦になるかもしれないところでしたが、試合終了10秒前あたりで相手に1ゴール入れられてしまい、20対22で負けました。
溢れる気持ちが涙になって、みんな泣いておりました。
ベンチで応援している4年生たちも声がかれるほど叫んで応援しており、試合終了と同時に泣いておりました。
私はマネージャーなのでベンチに入っておりましたが、スコアを書きながら涙でいっぱいでした。

ここまで互角の試合ができるとは誰も思っていなかったほどの素晴らしい試合内容でした。
春の頃は闘志のとの字もない子どもたちでした。
震災の影響もあり、体育館の制限も大きく、通常のように練習できないことも多くありました。各地の市民センターを抽選して練習をしてきました。
なんとかここまでやってきて、150%ぐらいの力を出してるその様子は、みんなの心に響きました。
子どもの無心な心、力、いろいろなことに勇気をもらいました。
本当に素晴らしい試合をありがとう!!

試合が終わって、
「あっこママがくれたのしてきたんだよ!」って子どもたちが靴下をめくったその下に、ずっと前にあげたミサンガが結んでありました。

何かしたいなあと思って、試合に登録している4年生以上のみんなにミサンガを編んであげました。
勝敗もあるけれど、とにかく怪我がないように、風邪をひいたりしないように。
それをみんなが靴下の下に結んでいたとは知りませんでした。

相手を思う時、がんばって!って言うけど、どんな人も心はその言葉よりも、もっともっとがんばれって叫んでいる。
何かにうまく表せないけど、心の中でいつも祈ることができる人になりたいって思う。

さて、空は青空。
秋らしく澄みわたって、葉っぱも黄色に赤に紅葉してきている。
師走も近い。

私も頑張りたいと思う。